日本医療秘書学会第18回学術大会
大会長 酒井 一由
日本医療秘書学会第18回学術大会を開催するにあたりご挨拶申し上げます。
Covid-19の流行は世界的な広がりをみせ、これをきっかけとして世界が大きく変わろうとしています。今後も簡単に流行は収まることはなさそうです。私たちの仕事のしかた、生活のスタイルも大きく変化しています。
本大会は、2021年2月21日(日)にエル・おおさか エル・シアター での開催を予定いたしておりましが、コロナ禍で、会員の皆さまの安全を最優先し、誠に残念ではございますが、通常の形態での学会開催は断念いたしました。役員・運営委員で前向きに調整した結果、オンラインでの開催とすることといたしました。通常の学会形式に負けない効果を得るべく、役員一同頑張っております。是非とも、学会員の皆様のご参加をお願いいたします。
今回のメインテーマは、いま一番皆さまが知見をふやしたい内容である『コロナ時代に医療秘書のできることをみんなで考えよう!』とさせていただきました。現場の皆さまの日々の工夫、努力などを学会員の皆さま、ならびにこれから医療現場へ巣立っていく学生さんとともに考え、共有し発展させていただきたく存じます。
日本は、現在、人口減少、少子化・超高齢化社会、社会保障費の削減、サービス業全体の人材不足など教育や医療・介護の業界にとって明るい話題はなかなか聞こえてきません。しかし、そんな中でも活気あふれる病院、診療所は多数あります。そこに医療秘書の活躍の場はたくさんあるはずです。そのような事例を多く報告していただき、医療現場の一人一人が元気に活躍し、その姿が患者様、ご家族の方々の励み、癒しになるような医療秘書像を皆で考え、創造していきましょう。
開催にあたり、ご支援いただく皆様に、心より御礼申し上げますとともに、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。