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第16回学術大会長 佐藤 秀次
医療法人社団浅ノ川 金沢脳神経外科病院 病院長
未曾有の人口減少、少子高齢化社会に突入していく我が国では、労働人口の減少が危惧される一方で、IT化、ロボット活用など社会全体のデジタル化が推進されている。このような社会のトレンドが進むと、既成職種の中には衰退するものがあると予測されている。残念ながら、衰退職種の1つに病院事務が含まれている。既に受付、施設案内、医療費請求などの事務業務はIT化が進行している。このままでは、将来、医療機関における医療秘書のニーズは縮小すると懸念される。
しかし、医療秘書には明るい未来がある。それは医師や他の専門職の間の潤滑油としての役割であり、臨床を広く多方面で支援し、患者の満足と医療の効率化を両立させる役割である。
これらの知識とスキルを持った人は、きたる地域包括ケアシステムで輝く医療秘書として活躍できるであろう。今こそ、医療秘書は輝く未来を創出するため、結集し行動するときである。